初心者にとって最難関、それは仮想通貨を実際に手に入れること。
実は仮想通貨を入手する方法は様々あり、どの方法を選ぶのかによって必要な投資額が異なります。
仮想通貨を始めたい!となった時に損しないよう、その入手方法をしっかり理解しておきましょう。
目次
仮想通貨の入手方法は買う以外にもある
仮想通貨の入手方法はまずざっくり分けて2種類あります。
- 購入
- マイニング
それぞれ詳しく見ていきましょう!
仮想通貨の購入
購入はその名の通り、日本円や米ドル等の法定通貨を仮想通貨に変えたり、既に持っている仮想通貨を他の仮想通貨に変えることを指します。
初めて仮想通貨に触れる方はほとんどが日本円で仮想通貨を買うことになりますね。
このような仮想通貨の売買は一般的に仮想通貨取引所と呼ばれる仮想通貨の売買や仲介を行う窓口を通じて行います。
- bitFlyer
- Coincheck
- Zaif
- DMM Bitcoin
- GMOコイン
仮想通貨のマイニング
マイニングは仮想通貨の基幹技術であるブロックチェーン上の取引が正しいものか検証する作業を指します。
マイニングにもいくつか種類がありますが、自分のパソコンのリソースを使って検証作業をすることで報酬として仮想通貨を得られます。
ただし一般的には専用の機材や高額なグラフィックボードを準備する必要があり、電気代というランニングコストも必要なため初心者の方が仮想通貨をマイニングから始めるのは少し難しいでしょう。
2021年現在はいわゆるパソコンを使ったマイニングの他に、仮想通貨を預け入れて金利を貰う「流動性マイニング(イールドファーミング)」という手段もあります。
エアドロップ
少し番外編ですが、エアドロップの存在も知っておきましょう。
エアドロップは特に新興仮想通貨が少額を希望者に配布する、言ってしまえば仮想通貨のばら撒きです。
ほとんど価値がない仮想通貨のエアドロップは将来の値上がり期待で受け取るユーザーと、まだ価値がない仮想通貨の宣伝広告の意味合いで行うばら撒き側の都合で行われます。
特に新興仮想通貨が続々登場していた2017~2018年頃は毎日のようにどこかしらでエアドロップが行われていました。
今では数さえ少なくなりましたが、エアドロップが行われる機会も存在します。
仮想通貨の売買・マイニングと大きくわけて2つあり、おまけでエアドロップもある
仮想通貨はどうやって買うの?
いざ仮想通貨を買う、と言っても最初のうちはそのイメージがなかなかつかないもの。
ここでは仮想通貨の簡単な買い方をしっかり知っておきましょう!
基本は為替と全く同じ
海外旅行に行ったことがある方はわかると思いますが、旅行に行く前に手持ちの日本円を現地の通貨に変えますよね。
例えばハワイやアメリカ本土に旅行に行く場合米ドルに、ヨーロッパ圏に旅行に行く場合はユーロに変えます。
仮想通貨も全く同じ、インターネット上の仮想通貨取引所で日本円を仮想通貨に変えるという流れです。
日本円から米ドルに変えた後に米ドルを日本円に戻すことができるのと全く同じように仮想通貨を日本円に変えることももちろん可能。
また、日本円→米ドル→ユーロと3つの通貨を次々変えられるのと同様に日本円→ビットコイン→イーサリアムのように仮想通貨を仮想通貨に変えることもできます。
売買手数料がかかる
これも法定通貨を変えるのと全く同じですが、基本的に仮想通貨の売買には売買手数料が掛かります。
一般的にスプレッドと呼ばれる価格差が実質手数料となっています。
旅行時に日本円を現地通貨に両替する時、電光掲示板に2種類の価格が表示されているのを見たことがある人も多いと思いますがあれがスプレッドです。
通貨 | 日本円から | 日本円へ |
---|---|---|
米ドル | 111.37 | 105.37 |
ユーロ | 135.27 | 123.27 |
例えば日本円を米ドルに変えたい場合1ドル111.37円、米ドルを日本円に変えたい場合105.37円として計算されます。
つまり10万円を一度米ドルにし、即座に日本円に戻すと以下のようになります。
10万円÷111.37円=$897.9
$879.9×105.37円=94,612円
一瞬お金を他の通貨に変えて戻しただけでトータル5,000円以上損してしまいました、これがスプレッドです。
このスプレッドで損したお金は両替所の利益になりますが、仮想通貨も全く同じ。
スプレッドは値動きが荒い時ほど差が大きくなり、逆に落ち着いた相場だと狭くなります。
もし普段に比べあまりにもスプレッドが広い場合は一旦売買を考え直す、という判断が必要になります。
なおスプレッドは法で決まっている訳ではないので取引所毎に大きく違いますし、一般的に販売所よりも取引所の方が手数料が安く得をします。
システムが違うだけで、基本的に海外旅行に行く時の現地通貨に変えるのと全く同じ!
まずは基本の仮想通貨ビットコインを買ってみよう
一番最初に仮想通貨に触るなら、やはり全ての基本となるビットコインがおすすめです。
数ある仮想通貨の中で最も価値があり、なんと言っても実際にお店で使えるのがビットコイン。
これから先何があっても絶対に残るのは間違いなくビットコインなので、迷ったらビットコインにしておけば良いと思います。
最初は数百円、数千円からでOK!
執筆時現在で1BTC=約550万円なので購入に大金が必要と思われる方もいらっしゃいますが、ビットコインには小数点以下が存在するのでなんと数百円から購入ができます。
いきなり投資資金の多くを使うのではなく、まずは仮想通貨の雰囲気を知るために数百円、数千円からお試しで購入してみても良いと思います。
もちろんその少額のビットコインも値上がれば利益確定で円に戻すことで売却益を得ることも可能。
とにかく仮想通貨売買の手順を一度体験しておくことは今後のために非常に重要なのでしっかりと押さえておきましょう!
仮想通貨はどうやって買うの?売買の基礎を徹底解説! まとめ
この記事では仮想通貨売買に必要な知識を簡単に解説しました。
実際には各仮想通貨取引所の画面を見ながら購入数量を決定したり認証を行ったりする必要がありますが、まずは基礎となる手数料の存在や少額から購入ができることを知っておきましょう。